Mad Newsをお届けします📰✨
セルフカストディとコールドストレージの重要性、コールドストレージのプライベートキー管理、Vitalik Buterin によるウォレットの将来性について、マルチシグセキュリティ、Solana Blinksを使ったdAppセキュリティ、安全なステーキング など
Fock it(/・ω・)/っ
今週の Mad Lads & Backpack (・ω・)👇
Mad Lads コミュニティイベント、discordで開催 (ポーカートーナメント、ムービーナイト、ゲームセッションなど)
Ladsホルダーで大盛況😉 Bluefinエアドロップ
Backpack、Eclipse Eco Hang Spacesに参加
Monad Pad、Backpackのテストネットローンチのティザーを公開
DialectによるBlinks、Backpack Walletで開始
Solana Holiday Shop、Backpack Walletから✨ (powered by Blinks)
$APE、$ENA Backpack Exchangeにリスティング
Mad Newsが大リニューアルしました( *´艸`)
感想や訳者へのコメントお待ちしてます📋
セルフカストディとその重要性 🔐
セルフカストディとは、プライベートキー(秘密鍵)を自身で管理することを意味します。これらのキーは、デジタルアセットにアクセスし管理するための入口となります。
「鍵を持っていなければ、あなたのコインではない」という言葉は、クリプトコミュニティのセルフカストディと分散化に対する信念を表す有名な言葉です。
もし自分の暗号資産の秘密鍵を持っていなければ、所有していないことと同じになります。
セルフカストディとは、キーを保有、バリデーターと繋がり、資産を管理することを意味します。
もし誰かがあなたの行動を止めることができるなら、それはセルフカストディとはいえません。
Armani Ferrante
ブロックチェーンは金融の自由の促進のために設計されていますが、セルフカストディは、ユーザーが監視や検閲、制限されることなく取引できることを保証します。
Backpackのようなウォレットはセルフカストディ型のウォレットであり、ユーザーが自分自身でプライベートキーを管理します。
クリプトウォレット、セルフカストディにおける役割とは🎒
クリプトウォレットには2つのカテゴリがあります。カストディアルウォレットとセルフカストディアルウォレット(別名、自己管理型ウォレット、ノンカストディアルウォレット)です。
カストディアルウォレットは、第三者のプラットフォームによって管理され、取引所で最も一般的に使われています。これらのウォレットは、あなたのプライベートキーを取引所が保管し、あなた自身が暗号資産を管理することはありません。
カストディアルウォレットの多くは、取引所によって提供され、第三者があなたのプライベートキーを保有しています。言い換えれば、あなたは自分の資産を完全にコントロールしていないことになります。
カストディアルオプションは、ユーザーフレンドリーで使いやすい一方、重大なリスクを伴います。
例えば、2023年に米国で有名なトレーディングアプリであるRobinhoodがSOLを上場廃止し、ユーザーのSOLを16ドルで強制売却しました。
現在、SOLは235ドルで取引されており、ユーザーは1,000%以上の利益を逃したことになります。
多くのホットウォレット(Backpack など)や、全てのコールドストレージウォレットは自己管理型であり、セキュリティを優先するユーザー向けの製品です。
コールドストレージウォレットでセルフカストディを実践 🧊
ソフトウェアウォレット(ホットウォレット)は、デジタルアセットへのアクセスと管理に必要なプライベートキーを保管するアプリケーションです。多くのソフトウェアウォレットはセルフカストディ型で、ユーザーがコントロール可能です。
ホットウォレットは、ブロックチェーンへのアクセスにおいてダッシュボードの役割を果たします。アセット管理、資産の送受信、NFT購入、ゲームプレイ、dAppの利用などに使われます。
便利さの反面、悪意のあるトランザクションやフィッシング等の、セキュリティリスクにさらされる可能性もあります。
ホットウォレットは便利なものですが、現金のようなものです。失っても問題のない資金の範囲内で使うことが推奨されます。
@armaniferrante
ハードウェアウォレット(コールドストレージ)は、プライベートキーをオフラインで保管するデバイスです。オフラインのため、セキュリティが強化されており、直接的なやり取りにはほとんど使われません。
高度なユーザーは、特定のオンチェーンでの取引の際に、暗号資産をハードウェアウォレットからホットウォレットに移動することがよくあります。これによって、コールドストレージウォレットをdAppに接続することなく、セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。
代表的なハードウェアウォレット👉
BackpackとMad Ladsの創設者である Armani Ferranteは、セルフカストディを強力に支持しています。彼はプライベートキーをハードウェアウォレットのコールドストレージへの移行を頻繁に促しています。
セルフカストディと政治的側面 🗳️
EUでの広範なMiCA (Markets in Crypto-Assets) 規制から、アメリカの暗号資産へのキャンペーンまで、デジタルアセットの管理は世界中でよく議論されるテーマとなり、支持者と反対者の議論が常に交わされています。
セルフカストディは、権力のシフトを意味し、伝統的な機関からコントロールから脱却するものです。金融システムの分散化は多大な影響を持ち、社会に多面的に影響を与えます。
EUは、フィアットの現代的な進化版として、中央銀行によるデジタル通貨(CBDC)の開発に関心を示しています。
しかしCBDCは、政府や中央銀行に個人の取引に対する完全な透明性を提供し、金融においてのプライバシーを侵害する可能性があります。
暗号資産は分散型であり、政府のコントロールから独立して運営されています。
アメリカ大統領 Donald Trump は、Bitcoinカンファレンス 2024で「中央銀行によるCBDCの創設を決して許さない」と述べ、分散化の保護を約束しています。
アメリカの Elizabeth Warren 議員はセルフカストディの概念に対し強く反対しており、以前それを犯罪化しようと問題定義を行いましたが失敗に終わっています。
彼女による 2022年のデジタル資産反マネーロンダリング法案は、国民の金融に対する前例のないアクセスを提案し、とても現実的とはいえない規制によって、多くのブロックチェーン開発者をビジネスから排除することを目的としていました。
防衛の要である Wallet🛡️
ソフトウェアウォレットのセキュリティは、大きく向上してきましたが、まだ多くの改良が必要です。
Ethereumの創設者である Vitalik Buterin は、ウォレットがユーザーのミスや外的脅威から保護するための頼るべきガーディアンになる未来についてブログで語っています。
ウォレットは、ユーザーとEthereumの世界を繋ぐ入口であり、ユーザーがEthereumの分散化やセキュリティ、プライバシーなどの利点を享受するために、そのウォレットが充分に安全であることが第一に求められます。
Vitalikはまた、ウォレットがプライバシー保護のdAppとして機能し、ZK(ゼロ知識) 証明を使い、ユーザーのアイデンティティを守り、プライベートな送金をウォレット内で統合する未来を描いています。
資産保護にはマルチシグを⚔️
プライベートキーをコールドストレージのハードウェアウォレットに保管することは、資産を守るための第一歩ですが、さらに追加の対策をすることでより安心することができます。
マルチシグとは、トランザクションを承認する際、複数のウォレット署名を要求することで、セキュリティレベルを厚くします。
これによってウォレット保有者が単独でトランザクションを承認することが不可能になります。
もしウォレットがコールドストレージに保管されていない、またはマルチシグで保護されていない場合、いつかそのウォレットの資産が危険にさらされる可能性があることを忘れてはいけません。
Armani Ferrante
最も一般的なマルチシグは「2-of-3」と呼ばれ、これはコールドストレージハードウェアウォレット 2つとホットウォレットを1つ使用します。資産にアクセスするためにユーザーは、マルチシグに関与する各ウォレットのプライベートキーを保持する必要があります。
Backpackは、3つの異なるハードウェアデバイスをサポートする唯一のSolanaウォレットであり、つまり「2-of-3」マルチシグが設定可能な唯一のウォレットです。
Solana Blinksを活用した dApp セキュリティ実践 📱
セキュリティ対策をどんなに行っていても、不正なブロックチェーントランザクション1つによって危険に晒される可能性があります。
ブロックチェーンプラットフォームの利用の際、正当な dAppを識別することは、自分自身を守るための手段です。
Solana Actions & Blinks( Dialect が提供)は、レビューで正当だと認めたdAppを集めたキュレーションを提供しています。
Blinksは、複雑なブロックチェーンでのやり取りを簡素化し、自動化することによって、ユーザーがSolanaアプリケーションに簡単で安全なアクセスを可能にします。
Backpack Walletは、Blinksを導入済みで、エクスプローラーからユーザーは信頼できるアプリに容易にアクセスできます。
コールドストレージでネイティブステーキング 📈
コールドストレージデバイスからネットワークバリデーターに直接トークンをステークすることは、プライベートキーを保持しながら利回りを得るための安全な手段です。
バリデーターはあなたのトークンにアクセスできないため、最悪の場合でもバリデーターが手数料、即ちステーキング報酬を失うだけで済みます。
デリゲートされた資産は安全であり、いつでもアンステーク可能です。
最近ではハードウェアウォレット自体が、こうしたステーキングを実装しています。
例えば Ledgerは Ledger Live app を導入しており、デバイス内で簡単にステーキングを行うことができ、わずか数ステップでステーキングすることができます。
暗号資産のキーは自己管理しましょう ⏳
ウォレットセキュリティとプライベートキー管理は、ここ数年で大きな進歩を遂げています。
まだまだ余地はありますが、今回紹介したベストプラクティスを実践することで、セキュリティ重視の上位ユーザーになれることでしょう。
ブロックチェーンについてさらに学びたい方は、Backpack Learn をチェック、今後の参考にしましょう!
Written by TSBDIGITAL